食は漢字で人+良 人(ひとがしら)に良(よし)と書きます。
食は人に良いものあるいは食べて人が良くなることを表しています。
だから何を食べるかということが大変大事なのです。
健康も病気も日々の食事の積み重ねの結果です。
食生活の知恵は、若さと健康つくりの羅針盤ともいえます。
ある有名な栄養学者が究極のたべものを考えて自分に一番ちかいもの即ち人に近い猿が理想のたべものと発表しました。
皆さんもなるほどと納得しますか?感心しててはだめですよ。
実はとんでもない誤りです。
ライオンは草食動物しか食べず自分に近い肉食動物は食べません。
草食動物は植物のみを食べます。これが自然な食物連鎖なのです。
狂牛病BSEは『自然の摂理』に反した結果です。
人は本来草食でしたが雑食になったと考えられます。
人間の歯は草食むきであることからも分かります。歯の形の比は、
植物:肉用=<28:4>=<7:1>
そういうことからも食べ物の基本は植物なのです。
チンパンジーは食事として8分の7<霊長類の歯の構成と同じ>が果物、やさい、穀類木の実などを食べのこりが動物性蛋白です。
だから猿が食用にいいのではなくてチンパンジーと同じ食べ物をまねた食事がいいのです。
*植物パワーをイメージできますか?
キリンや象・馬・牛は植物だけであんなに高く、大きく、筋肉質になるのです。
そうポパイもほうれん草を食べてパワーをだしていましたね。
食べ物には生命があります。食べて他の命の力を頂くのです。
そう生命のつながりです。
『食は生命の連鎖である』といえます。
その数は陸上では圧倒的に植物の種類の方が多いのです。
では具体的に何がよいかの原則を述べましょう。
1.旬のもの新鮮なもの天然なものを
だから冷凍品 解凍品 養殖もの 輸入品 は避けられれば、それに越したことはありません。
2.一物全体『いちぶつぜんたい』
精製よりも元の自然のままで。米なら玄米です。
玄米や胚芽米は播けば芽をだします。生命力があるのです。
白米では、芽がでません
玄米からとれる糠{ぬか}は米に康とかきます。
健康にいいのです。逆に米に白は粕{かす}です。
塩はミネラルの多い粗塩・岩塩、砂糖は粗糖・赤ザラメがよいでしょう。
小魚も丸ごと野菜も食べれる物は 根 茎 葉 実 と全体を食しましょう。
3.地産地消
家庭菜園とまではいかなくても地元の食材であれば鮮度からもしてベターです。
地にいれば地にしたがう。旅行先で地元の旬の食材を食するのは健康的で、お勧めです。
つぎは食べ方です。
1.よく噛む
よく噛むことは栄養《健康を栄えさせ生命を養う》によく胃をいたわり記憶力向上にもなります。
老人は歯を使い噛まないといわゆる”ボケ”になりやすいと言われています。
噛む (かむ) と 齢 (よわい) をあわせて 歯 を抜くと 命 (いのち) という字になります。
歯 は大切です。
2.腹八分
食べ過ぎは健康に害です。食べ過ぎると血液の白血球の活動が低下し免疫力が落ちます。食直後が一番免疫力の低い時です。
動物に医者はいません。
ライオンは病気になると熱を出し何も食べずに免疫をあげ病気と闘うのです。
食べ過ぎて病気になるのはペットと人間だけです。
江戸時代貝原益軒は「養生訓」に「腹八分に医者いらず」とも述べています。
3.食事の間は5時間あける----5時間ルール
おいしく楽しく食事をいただくことは豊かな食生活となります。
空腹感は免疫を上げ最高の料理の味付けになります。
ハングリー精神 ファイテイングスピリット とかスポーツではいいますが、まさに食事前が一番免疫力が活動的な時なのです。
だから空腹をおぼえその時をつくることが大事なのです。
日本人が平均寿命を延ばしてきたのは、医・食・住 《生活環境・温暖な気候》
によると思われますが、そのなかでも食は大切です。
---国民保険医療制度の【医】が日本人の平均寿命延長の役をはたしたのはもちろんですが!
日本食は世界でも屈指の長寿食でもあるのです。
(和食それは和み~なごみ調和の食事でもあるのです。)
皆様が以下の言葉を各自調べて、食の重要性を自覚してください。
身土不二
万病一元
医食同源
食育
オーガニックフード
マクロビオッテイクス
スローフード
フードニング
LOHASロハス
次は脂肪についてです。